発酵循環農法とは、持続可能な循環型の栽培方法です。
田んぼや畑の外から肥料や農薬を「持ってこない、入れない」のは自然栽培と同じです。
そして、収穫後に出てくる農産物の皮や殻、選別後のクズ米、クズ大豆など大地へ返してあげることで、なるべく大地に負担をかけない、また地力を一定に保つよう発酵液を使った栽培方法です。
種に関しても可能な限り、自家採取を心がけています。
「発酵循環農法」も基本は無農薬・無肥料栽培ですが、微生物資材として培養した発酵液を散布する所が「自然栽培」と少し違うのかもしれません。
虫や雑草を敵とせず、自然の力で育てているので粒は不揃い、虫食いもあったり、見た目も良くなかったりしますが、自然の恵みがぎっしりと詰まっています。
発酵液について
当ファームでは、微生物発酵液を大量に作っています。毎年だいたい1000リットルぐらいになると思います。種類もいくつかあり、毎年改良が加えられています。
発酵液を畑や田んぼに散布することで、農作物の成長を促進したり、不足している地力を補い、土が出来上がるまでの期間を短くすることができます。
また発酵液は原液さえあれば何百倍、何千倍と培養することが可能であるため、持続的であると考えています。
持続可能な循環社会を考えたとき、発酵はかかせないものだという視点から、「発酵」と「循環」どちらも当ファームにとって大切なワードであり、理念となっています。
2017.8.15